- 大型スーパーの清掃の仕事って具体的にどんなことするの?
- ずっと動いているから疲れるのかな?
今回は、こんな疑問にお答えします。
- 大型スーパーの清掃員の具体的な仕事内容
- 大型スーパーの清掃員の良い・悪いところ
私が大型スーパー(ショッピングモール)で清掃員の仕事をしていたときの経験談をお話しします。
清掃員の仕事に興味がある方のお役に立てたらうれしく思います。
スーパーの清掃員の仕事内容
スーパーの清掃員の具体的な仕事内容を説明します。
私が行った仕事内容は以下の通りです。
- 店内の見回り
- 階段の掃除
- ゴミ捨て場ののゴミ袋の交換
- 店の外回りの掃除
- 従業員通路内の掃除
- 事務所の掃除
- トイレのトラブルの対応
- 店内のトラブルの対応
- 閉店後の掃除
こうして分けてみるといろいろやっていたんだなと思います。
では、順を追って説明します。
店内の見回り
とくに仕事がないときは基本的にこれをやっています。
青いカート(台車?)に掃除用具一式を積んで店内を歩きまわります。
店内にゴミを見つけたら拾います。
階段の掃除
店内すべての階段を掃除します。
作業道具は「ハンディ型の掃除機」と「濡れぞうきん」です。手で持っていきます。
基本的にホコリは掃除機で吸って、床の汚れはぞうきんで掃除します。
私が勤めていたところは3階建てで、もちろん階段も一か所ではありません。
なので、端のフロアの階段の3階から1階へくだり、1階についたら別のフロアの階段へ移動、
そこのフロアの1階から3階へ上り、また別のフロアへ、といった感じです。
ある程度想像できると思いますが、まあまあしんどいです。
ゴミ捨て場のゴミ袋の交換
店内に設置してあるゴミ箱内の袋を交換します。
たまに、可燃ゴミ用のゴミ袋にペットボトルや缶が入っていることがあるのですが、その場合はそれらを袋から取り出し、既定の袋の中に移します。(ペットボトルならペットボトル用の袋へ)
あと、ゴミ袋を設置するのが意外とコツが必要で、慣れるまで手こずった記憶があります。(ゴミ箱の構造が特殊で)
店の外回りの掃除
お店の中だけでなく、外も掃除を行います。
お店の周りを一周して、ゴミ拾いと灰皿交換を行いました。
いまは禁煙状態となっているようですが、私が勤めていたころは外のベンチ(何か所もある)付近に灰皿が設置されていて(8か所ぐらい)、灰皿交換も行っていました。(むしろ外回りはそれがメイン?というほど)
従業員通路内の掃除
大型スーパー内のお店に務めるほとんどの従業員が利用する通路なので汚れないわけがありません。
ここも掃除します。
通路だけでなく休憩所の掃除も行います。
休憩室は常に多くの人がいる状態なので結構気を使いました。
いちばん嫌だったのが、休憩所内の喫煙所での作業でした。
人がぎゅうぎゅうの中で、灰皿代わりの水のたまったバケツを交換します。
これがメッチャ重いし、人がいるから気を使うしで、もう。。(気を緩めるとバケツの水が飛び散ります)
それと、私はタバコが苦手なので、煙の充満した部屋ではまともに息ができませんでした。
マスクをしていたのですが、それでもきつかったです。
事務所の掃除
わりとお偉いさん(?)たちがいる事務所の掃除です。
そこのモップ掛けとゴミ袋の交換です。
部屋に入るときと掃除が終わったあとは、決まりで声を張って挨拶してたなぁ。
「お掃除終わりました!ありがとうございました!」だったかな。
トイレのトラブルの対応
私は男性なので、基本的にトイレ掃除はしませんでした。(女子トイレの問題)
ですが、トイレが詰まるなどのトラブルがあったときは対応します。(場合によっては女子トイレも)
意外とトイレのトラブルって多いんですよね。
トイレが詰まったことが原因で床中に水があふれ出ることもありました。
そういった場合は水を吸い込む機械を使って処理します。
店内のトラブルの対応
トイレ以外にも店内ではほぼ毎日なにかしらのトラブルがあるものです。
子供がフロアにジュースをこぼしたとか、おう吐したとか、犬のフンが落ちてるなどなど。
こうしたトラブルがあった場合、携帯している仕事用の携帯電話に連絡が入ります。
基本的に、トラブルの連絡が入ったらそれを最優先で対応します。
ほかの仕事をしていたとしてもそれを中断して対応します。フロアにある汚物を長時間放置しておけませんからね。
あと、おう吐物の処理ってなかなか抵抗があると思いますが、やってみると意外と大したことありません。(人によると思いますが)
ちなみに、私の勤めていたところのおう吐物の処理の手順は以下の通りです。
- おう吐物におがくずをかける
- おがくずに消毒液をかける
- おがくずがおう吐物の水気を吸って、おう吐物がおがくずと混ざりポロポロの状態になる
- ほうきを使っておがくずをちりとりの中へ収める
- おう吐物があった部分に消毒液をかける
- モップ掛け
慣れればすぐ終わりますよ。ほんとに。
閉店後の掃除
私は遅い時間からの勤務だったので、閉店後の店内の掃除にも参加していました。
閉店時間は夜の10時で、そこから約2時間半くらい作業をしました。
作業人数は3人。
2人が1階で、残りの1人が2階と3階を担当します。
1階はつるつるの床で、ひとりが掃除用の乗り物に乗って、もうひとりがその補助(細かいところの掃除)。
2階はカーペットの床なので、掃除機タイプの乗り物で作業します。
私が行った仕事内容はざっとこんな感じです。
清掃員の仕事のいいところ・わるいところ
私が感じたスーパー清掃員の仕事のいいところとわるいところを考えてみました。
いいところ
仕事に追われることが少ない
基本的に必要最低限のことだけなら、余裕を持って作業ができます。
なので、なにかトラブルが起こったとしても、わりと容易に対応することができます。
1人が好きな人にはいい
基本的に1人で行動しての作業なので、1人が好きな人にはいいかもしれません。
のんきに口笛を吹きながら、行動できますよ。
運動不足解消
ずっと立ったり歩いているので運動不足にはぴったりです。
ただ、「ここまでは求めていない」というほど歩くのでかなり疲れますけどね。
わるいところ
基本的に毎日同じことの繰り返し
毎日、同じことをして苦にならない人ならいいと思います。
でも、1人でずっと同じことをしているのはなかなかつらいものがあります。
決してだらけているわけでも、楽しているわけでもないけど、なんか暇なんですよねぇ。。
あまりにも暇すぎて、出会った従業員(もちろん知らない人)ひとりひとりに挨拶して、挨拶を返さない人の統計をとるという謎の遊びをしていました。。
肉体的に疲れる
『いいところ』で挙げた「運動不足解消」とかぶるのですが、やはりかなり疲れるんですよね。
私の場合、7時間以上ずっと歩きまわっていましたから、なかなか足に疲労がたまります。
こればかりは慣れとかなかったですね。。毎日疲れてました。。
落ち着かない休憩時間
休憩中でも仕事用の携帯電話を携帯していて、もし店内でトラブルがあったら、休憩中にも関わらず対応しなければいけませんでした。
これがなかなかつらかったです。
例えば、休憩中なので食事をとっていることもあるんですよ。
そんなときにトラブルの連絡が入ったら最悪で、食事を中断してダッシュで現場へ向かわなくてはいけません。
休憩中なのに、常に気を張らないといけないという。。
「もう、休憩いらない。。」と何度か思った記憶があります。
これはもしかしたら特殊な例なのかもしれませんけどね。。
最後に
ということで、大型スーパーの清掃員時代の経験談を書かせていただきました。
この記事を読んで、少しでも参考にしてもらえたらうれしく思います。