映画『復讐したい』を観ました!山田悠介の原作!【感想・ネタバレあり】

復讐したい

出演者など

出演: 水野勝, 高橋メアリージュン, 小林豊, 田中俊介, 勇翔
監督: 室賀厚
時間: 98 分

あらすじ

もしも大切な人が残虐な事件により、一瞬にしてあなたの前からいなくなったら復讐しますか?裁判をしますか?
世界で最も安全と言われるここ日本。2020年「復讐法」が制定される。
国で定められた法律に則って罪を犯した犯罪者を被害者、もしくは親族により制裁を下すというもの。
中学校教師である主人公の高橋泰之はこの法律に反対だったが、
愛する妻「泉」を奪われた泰之は怒りを抑えられず「復讐法」に則り自らの手で犯人に制裁する道を選んだ。
ちょうどその頃、過激な環境保護団体「アースウィング」のリーダー風祭とメンバーが無差別テロの犯人として捕まる。
この男たちも「復讐法」により、被害者たちの親族により復讐されようとしていた。
様々な「憤怒」「怨恨」による関係をもつ被害者と犯人が複雑に絡み合った人間関係と復讐の連鎖が更なる悲劇が待ちうける。
はたして、泰之は無事復讐を遂げる事が出来るのか?

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感想(ネタバレあり)

わりと楽しめました。

内容は、島の中に隔離されたその中で、復讐者が受刑者を制裁するというもの。

ここでいう復讐者と受刑者を簡単に説明すると、「復讐者」は受刑者に身内(家族や恋人)を殺されてしまい、尚且つ犯人へ制裁を行う意思のある人のことをいいます。

で、「受刑者」は復讐者の復讐相手になります。

舞台となっている島は広くて、主人公以外にも、受刑者の立場にあるテロリスト集団と、テロリスト集団に身内を殺された人達が復讐者がとなって参加しています。

シチュエーションとしては、サバイバルゲームのような感じでしょうか。

この島ではいくつかのルールがあり、「もしも受刑者が処刑されなかったら、無罪となり釈放される」「この島で復讐者が殺されたとしても罪に問われない」というように完全に復讐を遂行できるようにできていません。

なので、復讐者が受刑者に殺されてしまうこともあるんです。

話の内容については、前半はけっこうダラダラとしていて退屈でしたが、中盤あたりから段々と話が盛り上がっていく感じ。

受刑者として参加しているテロリスト集団がけっこう賢く、戦闘力も高くてどんどん復讐者が追い込まれていく事態になってしまいます。

挙句の果てに、このテロリスト集団は核爆弾なんかも用意していましたw

「家族が原発事故で死んだから、核には核で復讐する」

で、自爆して英雄になるみたいな訳の分からないことを言い出します。

「アカン、爆弾をどうにしないと被害規模が半端ないことに!」

そこからわちゃわちゃして、最終的に生き残ったのが原子力を専攻している学生という、都合がよすぎる展開に。

終盤は、これでもかというくらい、いろいろ詰め込まれていて、展開が二転三転して面白かったです。

あと、個人的にはラストは嫌いじゃないです。

まさに復讐の連鎖!

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