- 頭がかゆくて、フケも多くなってきた。
- フケかゆみ用のシャンプーを使ってもあまり効果がない
- 顔にもかゆみやフケのようなものが目立つようになってきた
こんな症状の方は、すぐに病院へ診察を受けたほうがいいですよ。
- 脂漏性皮膚は病院で診察を受けた方がいい理由
- 脂漏性皮膚は何科を受診したらいいのか
- 脂漏性皮膚の治療の体験談
以下、脂漏性皮膚の症状について専門家の説明文を引用させていただきました。
頭皮の脂漏性皮膚炎は具体的にどんな症状か
脂漏性皮膚炎の症状は初期ですと皮脂が多くなり頭皮付近に大きなフケができます。匂いが気になるという方もいますが、毛穴につまった皮脂が酸化することにより匂いがするようになります。少しすすむと炎症やかゆみなどの症状が出始めます。悪化すると頭皮の湿疹、かゆみはどんどんひどくなり、頭皮にかさぶたのようなものが目立つようになります。炎症が起きることで痛みが出る場合もあるようです。さらに炎症がすすみ悪化すると抜け毛につながる方もいます。
引用元: アンファーストア
思春期以後、特に30歳、40歳台にさしかかると、頭皮のフケが多くなったり、大きめのフケが頭皮にこびりついたりする人がいらっしゃいます。また、顔面でも眉毛や、鼻の両脇、鼻唇溝部、こめかみや耳の裏側が赤くなったり、油っぽい細かい皮がこびりついたりしてくることもあります。
引用元: さぎのみや皮膚科クリニック
ざっくりまとめると、
- 頭皮のかゆみ、フケがでる
- 頭皮が炎症を起こして小さく腫れる(蚊に刺されたときぐらいの大きさ)
- 眉毛からフケがでる
- 鼻やおでこ、眉間、耳の裏が赤くなったり、カサカサになって皮が剥がれたりする
もし、上記の症状が当てはまるなら「脂漏性皮膚炎」の可能性があります。
自然治癒、自力で治そうなんて考えないで、とっとと病院へ行ってください!
この記事では、筆者の経験を基に、脂漏性皮膚の治療は病院で診察を受けた方がいい理由や治療の体験談(治療費や処方された薬など)を紹介していきます。
脂漏性皮膚炎を自力で治すのは難しい!
私が脂漏性皮膚炎を自力で治そうとしたときの経験談です。
昨年の秋ごろから、頭皮のかゆみやフケ、顔の炎症(肌が赤くただれる・カサカサしてフケみたいに皮がむけるなど)に悩まされていました。
いろいろ調べた結果、症状からおそらく「脂漏性皮膚炎(脂漏性湿疹)」なのでは、とは思っていました。
が!
正直、あまり病院へは行きたくなかったので、自力で症状を改善することを試みました。
まず、自分の頭皮の状態やシャンプーの成分などを調べて、自分に合うシャンプー選びをすることにしました。
このシャンプー選びによって、症状は若干の改善はみられたものの、頭皮のかゆみ・フケといった症状は治まりませんでした。
さらに、ドラッグストアで市販されている、頭皮のかゆみ用の薬も使ってみましたが、効果はあまりありませんでした。
あと、顔にも炎症があり、それも頭皮用とは別の市販薬を使っていました。
顔のほうは、塗り薬を塗れば、だいぶ症状が改善されるものの、使い続けないとまた症状が出てくるといった感じ。
おまけに、量が少なく、なかなかいい値段なので、経済的には地味に痛い。。
しかも、しばらく使わないでいると微妙に症状が悪化しているような。。
「これは、ちょっと自力で治すのは無理かな…」
ということで、観念して病院へ行くことにしました。
そして診断結果は、やはり「脂漏性皮膚炎」とのことでした。
あぁ、やっぱりねぇ。。
ここに至るまでの労力や病気の症状からくる私生活の不自由さなどを考えると、
「もっと早く、病院へ行っとけばよかったなぁ。。」
と思うのでありました。
以下、さぎのみや皮膚科クリニックのHPより、脂漏性皮膚炎のことについて書かれていたので引用させて頂きました。
軽症の場合はただの乾燥肌やフケ症と思って、医療機関を受診しない人も多いかと思いますが、放置してどんどんひどくなると、頭全体がフケだまりになって、硬い皮で覆われる場合もあります。また、顔や頭だけでなく首周り、前胸部、上背部、腋の下、足の付け根などにも周囲に油っぽい皮膚のはがれたものがこびりついた赤い円形の斑が出てくることもあります。
これらはいずれも脂漏部位といわれる皮脂の分泌が盛んな部位であり、共通の症状としては赤くなることと、それに伴って細かいはがれかけた皮膚が付着することです。かゆみはないか、あっても軽微です。頭のフケ症はまだ炎症の少ない脂漏性皮膚炎の初期の症状と考えられています。一度症状が出てくると慢性的な経過をとることが多く、自然に治ることは困難ですので、一度 皮膚科を受診されることをお勧めします。
引用元: さぎのみや皮膚科クリニック
といったように、脂漏性皮膚炎は放置、間違った治療をしていると、治らないどころか、症状を悪化させる危険性もあるんです。
脂漏性皮膚炎は何科で診てもらえばいいの?
とりあえず、皮膚科へ行けば間違いないでしょう。
できれば、事前に病院の評判などを調べて、いいお医者さんに診てもらいたいですね。
ちなみに、私は病院を探すのに、病院口コミ検索サイトの『Caloo』をよく利用しています。
こちらのサイトでは、地域エリアや診療科目などを細かく設定して病院の検索ができます。
利用者の口コミも豊富なので、どこの病院へ行こうか悩んでいるときに非常に助かります。
脂漏性皮膚炎の治療費はどのくらい?
私が診てもらったときにかかった費用は医療費3割負担で、
処方薬:1810円
合わせると大体3000円ぐらいですかね。
ちなみに、5日後にまた診てもらうということで、お薬は5日分。
診察を受けた場所、処方してもらった薬の種類や量によって異なるので、あくまで目安です。
↓は、私が処方してもらった塗り薬5日分です。
これの他に飲み薬もあります。
お試し用のシャンプーもいただきました!
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診察から7日後の経過報告
診察を受けてから7日が経ったので、少し経過を報告したいと思います。
この7日間、毎日処方された塗り薬(頭皮用・顔用)と飲み薬を服用しました。
結果としては、頭皮はまだ頭を掻けば若干フケは落ちますが、頭皮のかゆみはほぼ消えました。
また、顔の炎症はほぼ完全に収まったといえる状態になりました。
今まで、市販の薬を使っても大きな効果がみられなかったので、かなり驚いています。
そして、メッチャ嬉しい!!
初めての受診から5日後に、また経過を診てもらうための診察を受けて、さらに2週間分の薬を処方してもらいました。
このペースでいけば、ほぼ症状がないといえる状態になるんじゃないかと思っています。
診察から1年後の経過報告
追記です。
2019年2月になり、脂漏性皮膚炎と診察されてから約1年が経ちました。
現在の状態ですが、嬉しいことに長年苦しんでいた、頭皮のかゆみやフケといった症状が一切なくないりました。
今に至るまでに、病院へ行った回数は初回を含めて合計3回で、処方された薬をお医者の指示通り使い続けました。
処方された塗り薬は効果的で、患部に塗れば症状が改善されます。
ですが、薬がきれて塗らない期間があると、また症状がでてきてしまいました。
「これは、ずっと薬を使い続けないといけないのかも。。」
と不安になっていましたが、最終的には薬を使わなくても症状がでなくなっていました。
ということで、
「これって脂漏性皮膚炎の症状かも?と思ったらすぐに病院へ行くべし!」
という考えは、1年経っても変わっていません。
いろいろなシャンプーを試したり、オリーブオイルを頭皮に塗ったり、わけのわからない試行錯誤をする前に、
とりあえず病院へ行きましょう!
まとめ
病院にて、診察後に看護師さんに薬の塗り方の説明もかねて頭皮に薬を塗ってもらったのですが、
私の頭皮を見た看護師さんいわく、
「頭皮はきれいだけど、すごく赤い」
らしいです。
なので、頭皮を清潔にしていれば症状が良くなるものではないのかと思います。
あと、自力で治そうとして使っていた市販の塗り薬をお医者さんに見てもらったのですうが、
「悪くはないけど、ちょっと弱いかな」
とのこと。
どうやら私の病状には、もう少し強めの薬が必要で、症状が改善されてきたら、弱めの薬に切り替えて治していくみたいです。
その切り替えた際に使う薬としては悪くないのだそうです。
なるほどなぁ。
やはり、こういった専門医からの細かな情報はネットじゃなかなか得られないですよね。
ネットだと何が正しいかもわからないですし。
といったように、治療のために適切な指導をしてもらえることや費用などを総合的に考えると、
やはり、脂漏性皮膚炎の疑いがある方は、
とっとと病院へ行きなさい!
となるのです。
自力で治そうとして、改善へ向かうのかどうかわからないことにダラダラと時間や労力、お金を費やすよりも、
とっとと病院へ行こうよ?
ということです。
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