コロナウイルスの影響だと思うけど、スーパーやコンビニのトイレのジェットタオルが使えない理由が知りたい
この記事では、こんな疑問にお答えします。
- コロナの影響で公共トイレのジェットタオルが使用禁止になっている理由
- 携帯できる衛生管理用品の紹介
スーパーやコンビニなどの公共トイレを利用すると、ほとんどの場所でジェットタオル(ハンドドライヤー)が使用できなくなっています。
なんとなく、使用禁止の理由は新型コロナウイルスの感染予防の為だとわかりますが、なぜ予防対策にジェットタオルの使用を禁止しないといけないのでしょうか?
この記事でその理由を解説していきます。
コロナの影響で公共トイレのジェットタオルが使用禁止になっている理由
公共トイレのジェットタオルの使用が禁止されている理由は、ジェットタオルの汚染水滴の飛散による二次感染を防止するためです。
2020年5月に企業向けに公表された経団連の感染予防ガイドラインには以下のように表記されており、多くの施設や企業はこれに基づいて決定していると思われます。
(6)トイレ
・便器は通常の清掃で問題ないが、不特定多数が使用する場所は清拭消毒を行う。
・トイレに蓋がある場合、蓋を閉めてから汚物を流すよう表示する。
・ハンドドライヤーは利用を止め、共通のタオルは禁止し、ペーパータオルを設置するか、従業員に個人用タオルを持参してもらう。
もしも不衛生な人がジェットタオルを使用していたら、以下のようなことが懸念されます。
- Aさんがジェットタオルを使用する
- Aさんの手についた水滴がジェットタオル内に残る(付着する)
- Bさんがジェットタオルを使用する
- ジェットタオルに残った水滴がBさんに付着する(かもしれない)
- もしジェットタオル内の水滴にウイルスが含まれていたら、ウイルスがBさんに付着する可能性がある
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ジェットタオルを使用する全ての人が、衛生面で完璧な手洗いをしているとは限りません。
不十分な手洗いや、感染者が利用した際の水滴や飛沫がジェットタオルに残ると、二次感染のリスクがあります。
ジェットタオルの性質上、ジェットタオルに残った水滴が次の使用者に付着してしまうこともありえます。
そのため、使用方法や衛生管理によっては、ジェットタオルが新たな感染源になってしまう可能性が考えられます。
感染予防対策の見直しでジェットタオルが使用可能になるかも
経団連の新型コロナウイルス感染予防対策の見直しにより、トイレのジェットタオルが使用できるようになるかもしれません。
世界的には、WHO=世界保健機関はハンドドライヤーを使用するだけでは新型コロナウイルスの感染を防ぐ効果はないとしながらも、「頻繁に手を洗いペーパータオルやハンドドライヤーで十分に乾かすべきだ」としています。
また経団連が各国の状況を調べたところ、イギリス政府やアメリカCDC=疾病対策センターのガイドラインでも手洗いの後にハンドドライヤーで手を乾かすよう定めているほか、シンガポールや香港も同様だということです。
こうした状況を踏まえ、経団連は、専門家の意見も踏まえながら「ハンドドライヤーを使わない」とした記載を見直すことにしています。
経団連は当初、感染予防のためにジェットタオルを禁止としていましたが、WHOや他国を参考に見直しがされているようです。
したがって、いずれはジェットタオルが使用できるようになってくるかもしれません。
携帯できる衛生管理用品
コンパクトで携帯用におすすめの衛生管理用の商品を紹介します。
これらをうまく活用することで、ウイルス感染リスクのリスクを減らすことが期待できます。
消毒液・ハンドジェル
消毒液やハンドジェルを持ち歩いておくと非常に便利です。
実際に持ち歩いてみると、トイレ後や食事前、オフィス作業前後などいろいろ使用する機会があることに気づかされます。
携帯用は非常にコンパクトサイズなので、邪魔になることなくカバンに入るのがいいですね。
ウェットティッシュ(シート)
もはや衛生管理用の定番といえる商品でしょう。
手の除菌用にはもちろん、電化製品や家具などの除菌や汚れ落としにと、幅広い用途があります。
ウェットティッシュには、アルコールとノンアルコールの商品があるので、自分にあったものを選択してください。
圧縮タオル・おしぼり
非常にコンパクトで、気軽に使い捨てができる圧縮タオル(おしぼり)もあります。
サイズ的にキャンディー感覚でカバンに入れることができるので、カバンに入れても邪魔になりにくいですし、いざという時にあると便利です。
ただ、サイズは非常にコンパクトですが、タオルを戻すために水が必要になるので注意してください。
まとめ
この記事のまとめです。
- コロナ禍で公共トイレのジェットタオルの使用が禁止されている理由は、汚染水滴の飛散による二次感染を防止するため
- 経団連の新型コロナウイルス感染予防対策の見直しにより、ジェットタオルが使用可能になるかもしれない
- 衛生管理用品の活用でウイルス感染リスクを減らせる
汚染水滴の飛散になどによる二次感染を防止するために、公共トイレのジェットタオルは使用禁止となっています。
ですが、経団連のウイルス感染予防ガイドラインの見直しにより、いずれはジェットタオルが使用できるようになるかもしれません。
ウイルス感染リスクがあるのは、トイレだけとは限りません。
衛生管理用品などの活用で、しっかりと感染予防を行いましょう。